おーい、ちゃんとお乳出てますか〜?双子の母乳育児体験記
まず我が家には揺るぎない目標がありました。
- 生後6ヶ月の時点で夜泣きせずに毎日8時間ぐっすり眠ってくれる子に育てる
- 可能な限り母乳で育てたいが上記目標の達成が脅かされようならミルクもやむなし
生後6ヶ月で毎日8時間ぐっすりと眠る子供に育てるには泣けば抱っこ泣けば添い乳を繰り返していてはかなり厳しいです。
(夜泣き、寝かしつけは生後半年迄が勝負!参照)
規定の授乳タイミングでしっかり飲んでくれるというのが重要です。
その為には母乳が出ているか出ていないかわからない状況というのは好ましくありません。
本当にお腹が空いて泣いているのか、「抱っこしろ〜」「とりあえずお乳くわえさせろ〜」っとわがままで泣いているのかわからないですからね。
なので、状況次第でミルクへの切り替えも考えていました。
双子をミルクで育てた場合、成長するにつれてミルク代がとても高額になってくるというのは調査済みでしたので、「母乳しっかりでてくれよ〜・・・」っと願いながら、双子の母乳育児を開始したのでした。
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生後3週〜1ヶ月健診迄
双子は生後20日目(約3週間)で退院しました。
GCUの医師から「退院後は欲しがるだけあげてください」という指示があったし、双子の体重は2500gって・・・めちゃくちゃ小さい!
『母乳希望』もへったくれもなく、万一母乳が出てなければ生命の危機を感じるレベルでしたので、1ヶ月健診までは混合(母乳+ミルク)で様子を見ることにしました。
ちなみに退院のタイミングと担当医のスケジュールの関係で1ヶ月健診は5週目(生後35日目)の予約となりました。
で、この2週間(退院後〜35日迄)が最も強烈だった!
母乳でどれくらい飲めているのか分からないので、母乳後に泣く時にはミルクを好きなだけ追加するという方法をとりました。
1回の授乳(母乳+ミルク)に1時間ほどかかり、次の催促が早すぎる時と、泣いている理由が分からない時はとりあえず母乳をあげて様子を見ていました。
う〜ん、2人という事を考慮しても長女の時ってこんなに大変だったっけ?って印象でした。
双子は長女よりも500g以上軽い状態で我が家に来たので、母乳を飲む力が弱く授乳に時間がかかるし、飲むこと自体が下手だったことが原因だと思います。
- 退院時に飲んでいたミルクは80mlだった
- ミルクパッケージ記載の月齢毎のミルク量
- 泣き方(ホエホエと弱い泣きではなく激しく泣いている時は空腹なのかなと)
- 母乳後にミルクをあげていたのでミルクをあげる間隔 ※ は気にしない
※ 「規定量のミルクをあげた場合、次のミルクまで3時間は空けましょう」とミルク缶に書いていたが、私は先に母乳をあげていたので規定量のミルクを飲み切った時は以外は時間を気にしてなかった
基本的にミルクは母乳後に好きなだけあげてましたが、一応上記の事は目安にしていました。
私の母乳が左右で何mlでていたのかは知る由もないですが、母乳後に大体40〜80mlぐらいミルクを飲んでたことが多かったかな?!
って、退院時に飲んでいた80mlを飲み干すという事は母乳がほとんど出てなかった可能性もありますね。
ミルクのみだと足りているのか足りていないのか一目瞭然ですが、母乳はわからないですからね。
右乳と左乳の出具合のこともあるし・・・
ミルクがないとやっぱり不安で無理した。
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- 弟が飲むのが下手
- 弟はゲップしてるのに授乳後の吐き戻しが多い
- 双子共に母乳・ミルク問わず授乳中に寝る
口の開け方と舌の使い方に癖があって、弟は母乳でも哺乳瓶でも飲むのがほんと下手でした。
『そのせいで空気を多く呑み込んじゃって、吐き戻しにもつながってるんじゃ・・・』とかいうことを授乳中にぼ―っと考えたりしていると
浅吸いになってしまい乳頭切られてめちゃくちゃ痛いし!
吸う力じゃなくて、もっと顎の力でがんばって〜(*´Д`)
最後の困ったポイントは授乳中に寝ちゃう事です。
長女との比較になっちゃいますけど、長女はこんなに寝なかった気がしたな〜。
ミルクの時は途中で寝ちゃっても簡単に起こせるけど、
母乳を同時にあげている時は頭を支えるために手がふさがっているので起こせずに授乳時間が長引いて大変でした。
そして、ゲップをさせる順番待ち中に待っている方が吐き戻すことは日常茶飯事だったし、
先に飲み終わって寝かけている方を片手で降ろす際、降ろした振動で起きて泣いて余計に吐いてしまったり・・・
色々とうまくいかず、もどかしかったです。
もう幼児エプロンやふきんは全く役に立たなかったので、山積みのフェイスタオルをぽんぽん使っていました。
母乳量が安定してくるまでに3ヶ月と言われていますが、個人差が大きいようです。
私も母乳量が増えていると実感できるまでは精神的になかなかきつかったです。
母親の精神状態が悪くなるようだったら、無理せずにミルクの割合を増やしたりする方が無難かなと思います。
同時授乳をすることで脳が2人分お乳が必要だと認識してくれるらしいので、なるべく同時授乳を行って母乳生産量を増やすようにしました。
1人ずつだと時間もめちゃくちゃかかりますしね。
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1ヶ月健診
生後35日目に遅めの1ヶ月健診に行きました。
検診の結果、体重は2人共『35g/日の増加』で良好!
いやぁ〜、母乳の後にミルクを好きなだけあげてるので驚くことは何もないんですが、嬉しかったです(*^_^*)
帰って、授乳量が足りているかどうかの目安を調べてみたところ、生後6か月までは下記の基準を満たしていれば問題ないとのこと。
- 18〜30g/日の増加(1週間で125g増・1ヶ月で500g増)
- おしっこは1日6回以上
専用の体重計がなくても普通の体重計で抱っこして測って自分の体重を引けば、だいたいの増加がわかりますが、
私は月に1回予約を取って保健センターで計測してもらってました。
もう少し先の話しですが、体重は予防接種の時も測ってもらってたし、何かと測る機会はありました。
あと医師からは「2人共母乳でも、ミルクでもいいし、1人が母乳でもう1人はミルクでも大丈夫ですよ」と言われました。
まぁ体重が増えるならどっちでもいいということですね。
生後5〜6週
この頃、母乳生産に変化が起きたようで授乳タイミングになると胸が張ったり、母乳が滴るようになりました。
正確な量は不明ですが、初期よりは増えていると思えました。
夜間の授乳間隔もだいたい2〜3時間に固定されて一気に楽になった!!
母乳が作られている感じが分かりやすく、夜間はミルクを足さず母乳のみでした。
どんな時でも、本気飲みであれば『差してくる感覚』があり、この頃から『母乳が作られていて、出ている』という実感が持てる時があるようになりました。
しかし、母乳だけの時でも依然として2人共吐き戻しが多く『飲みすぎ』なのか『ゲップを出し切れていないせい』なのか原因がわからず困りました。
授乳後、2人そろってゲロゲローっと吐かれたら「ああぁ〜(*´Д`) 」って感じでいろいろと切なくなりますよ。
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生後7〜10週
夜間の授乳に加え下記のタイミング以外は母乳のみにしました。
- 2時間以上の外出前
- 疲れて授乳がつらい時
- K2シロップ(ビタミンK)を与える時
いよいよここまで来たか〜っという感じでした(笑)
ミルクは確実に飲めていることを確認できるし、次の授乳時間までぐずる事がほとんどなく空腹になるタイミングも予想しやすかったので、
長時間の外出の直前はやっぱりミルクの方が楽でした。
ただ、なかなか説明が難しいのですが、この頃には『生産量が安定してきた感じ』を持てるようになりました。
日中でも授乳間隔が2〜2.5時間に安定してきて、授乳後によく寝るようになりました。
しかし双子の体重は共に成長曲線の下限を少し下回る状態でした。
そんな中、保健センターでの体重測定の際に行っていただいた乳児相談では、「3時間は空くようにミルクを追加してみて」と言われました。
ミルクを追加すると吐き戻しが激しいが、それでも追加した方がいいのか聞いたところ、この時の乳児相談の助産師さんはなんともハッキリしない回答。
「私はそう思う・・・」的な感じでした(笑)
かかりつけ医には「成長を見る時は修正月齢 ※ を基にするといいよ!実際の生年月日で見た成長曲線からは少し外れてるけど全く問題ないよ」と言われていたので、
夫と相談して「夜間はほぼ3時間空いているし、そのうち日中も3時間毎になるんじゃない?!」という事でミルクは追加せず様子を見ることにしました。
※ 修正月齢とは「本来の予定日に誕生した場合」からみた月齢のこと。我が家の双子は本来の予定日より24日早く生まれてます。
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生後11週以降
体重は控えめではあるものの増加していて、授乳間隔も昼夜問わずほぼ3時間になりました。
かかりつけ医からも「体重もこの子達なりにちゃんと増加しているので心配ないです。このまま母乳で大丈夫ですよ」と言ってもらえ、
その後は問題なく双子を母乳育児を行う事ができました。
母乳育児チャレンジまとめ
生後7週頃までは授乳回数が多く、合間にはオムツ交換もあって、それだけで1日が終わっていた印象でした。
特に双子が我が家に来た最初の2週間は、でない・飲めない・吐くの3重苦で
常に授乳してる日があったり、ほんと心が折れそうでした。
上述した通り、母乳とミルクの混合だったので準備から片付けまででかなりの時間を取られて、細切れ睡眠で記憶も曖昧になります。
ミルクのみだったら、多分10分〜15分くらいで飲み終わってた感じでしたし、準備と片づけの効率が上がればミルクだけのほうが少しラクなんじゃないかな〜と思いました。
GCUに入院していた時は「早くお家にきておくれ〜」っと思っていましたが、GCU入院がなければ色々と無理だったと思います。
というか、無理だから入院してるんですよね。
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2ヶ月を過ぎると赤ちゃんも飲むのがうまくなってきて自分も細切れ睡眠に慣れてくるのでほんの少しだけラクになる感じでした。
それでもつらい時は「いやいや初期はもっとひどかった!ちょっとづつ良くなってきてる」と思うしかなかったです。
正直、長女を母乳で育てたという経験がなかったらもっと辛かったと思うし、早々にミルクに切り替えていたんじゃないかなと思います。
生後半年くらいまでは18〜30g/日の増加があれば問題ないのですが、私の場合、追加のミルクをやめた頃に体重がほとんど増えなかった時がありました。
ひたすら授乳してたのに、代謝分しか飲めてなかったのか〜っと・・・かなりショックでした!
この頃あまりの眠たさに負け、夜中の授乳を添い乳で乗り切っていた時期があり、双子もちゃんと飲む前に寝てしまっていたのかなと。
そこで、気合を入れ直して夜中の授乳をするようにして、2週間後に体重測定に挑んだ結果、ちゃんと増加していたので安心しました。
たまたまの可能性はあったけど、「やっぱりきちんとしないといけないな〜」っと改めて感じさせられ、
その後は自宅の通常の体重計で大体の増加量の把握もするようにしました。
ちなみに正確な体重測定は、かかりつけの小児科と保健センター(予約制)の2か所で各々月1回づつしてもらい、結果を母子手帳に記入しています。
なので2週間毎に測定している状態です。
また、最終的に完全母乳にしたい場合、ミルク量の増減が重要なので、
ミルクを追加する場合は定期的に助産師さんに相談することをおすすめします。
私は今回の双子の妊娠・出産にあたり様々な場面で多くの助産師さんにお世話になりました。
助産師さんには、授乳前と授乳後の赤ちゃんの体重計測により、
出た母乳の量を正確に測ってもらった上で、実際に乳房も触ってチェックしてもらいアドバイスをしてもらったりもしました。
私の場合、医師からは体重等で成長を確認した上で、ミルクの追加指導はしていただきましたが、母乳(乳房)等のチェックは行ってもらってはいません。
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