赤ちゃんの厄介な鼻水を改善する正しい方法
抵抗力がまだまだ弱い赤ちゃんは、ちょっとしたことで風邪をひきやすいものです。
熱が出る程の重度の風邪をひくのではなく、いつまでも鼻水が止まらずに長引いたり、それが喉に回って咳き込んだりするというケースが多いです。
基本的に鼻水程度の風邪は慌てる必要はありません。ただし上に兄弟がいる赤ちゃんは風邪菌をもらってしまう事が多いので、ひとりっこの赤ちゃんよりも風邪をひきやすいと言えます。
鼻水は赤ちゃんの呼吸の妨げになったり、咳の原因にもなるので眠りが浅くなったり、ぐずったりすることも増えます。
もちろん風邪をひかせないように予防するのが一番大事ですが、ひいてしまったときの対処を知っておくことも大事ですね。
赤ちゃんは鼻水がかめない!
当然ですが、赤ちゃんはまだ鼻水をかむことができません。3歳くらいまでは上手に鼻をかめないので、お母さんがどうにかして鼻水を除去してあげなければなりません。
鼻の入り口に垂れてくる鼻水をひたすら拭き取るしかない・・・と思っているお母さんも多いと思いますが、これでは鼻をかんであげたことにはなりません。鼻水を奥から取り除いてあげることが大事です。
まず、一番効率がよいのは耳鼻科でこまめに吸い出してもらうことです。市販の吸い出し器などもありますが、これって赤ちゃんは嫌がって泣く割にはしっかり取れないんですよね。
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耳鼻科に行くと必ず鼻水を専用の機械で吸い出してくれます。
場合によっては、家庭でも使える持ち出し用の吸い取り器を貸してくれることもあります。これでも赤ちゃんは嫌がって泣くと思いますが、しっかり除去できるので治りが早くなります。
鼻水が詰まっていて苦しそうなときは、麺棒などで鼻の中を掃除するように取り出してあげるのも効果的です。
中で鼻水が固まって、鼻くそ状態になっていることがあり、これで余計に呼吸が苦しくなってしまうことも。
優しく粘り気を取り除くようにし、奥まで差し込み過ぎないように中止しながら行って下さいね。
また、ティッシュで鼻水を拭き取るときも、鼻の軟骨部分を押しながら拭いてあげると、中の方に詰まっているものも取れやすくなります。
肌荒れの原因に…
鼻水がダラダラ出ていると、何度も鼻をふくために肌が荒れてしまったり、乾燥ぎみになってしまうことがあります。大人でも鼻をかみ過ぎると、鼻周辺の皮膚がヒリヒリして痛みますよね。
これを解消するには、おしりふきやウエットティッシュなどを使用すると良いでしょう。
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ガーゼを水で湿らせたものでもOKです。乾燥させてしまうことで鼻水が固まり、余計に拭き取りにくくなってしまいます。
赤ちゃんの肌は敏感なので、水分を含んだもので優しく触れてあげましょう。また、拭いたあとにクリームやワセリンなどを塗って保護してあげることも大事です。
赤ちゃんの鼻水が黄色いときは?
水のように透明でさらさらした鼻水はあまり心配いりませんが、黄色だったり緑がかった色は要注意です。中耳炎や副鼻腔炎などになってしまう可能性があるので、小児科や耳鼻科を受診するようにしましょう。
赤ちゃんでも中耳炎になる子は多いですし、体質によっては繰り返すこともあるので気をつけて下さい。
黄色や緑がかった鼻水は、透明のものよりも鼻の奥で詰まりやすく、細菌が溜まりやすいので注意が必要。
透明の鼻水が1週間以上長引くのはよくあることで、さほど心配はいりません。
しかし、黄色や緑っぽい鼻水が10日以上続く場合は蓄膿症などの可能性も考えられると言われています。場合によっては抗生剤の投与が必要になることもあります。
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