子供の発熱に関するよくある3つの質問
Q.1 子供の発熱って、何度から?
子供の急な発熱は不安になってしまいますよね。子供は比較的熱があっても元気に遊んでいたり、食欲があったりすることも多いので発熱に気付き難いということもあると思います。
また、発熱しやすい体質の子とほとんど熱を出さない体質の子がいるのも事実。発熱に慣れているお母さんもいれば、あまり経験がないお母さんもいるというものです。
しかし、子供の発熱にはあまり神経質になりすぎないことが大事です。一般的に37.5℃以上。38℃を越えると高熱と考えられていますが、40℃くらいまでの熱だったら重篤ではないと考えられているのです。
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39℃〜40℃くらいの熱がでると、「どうしよう!大変だ!」という感じで焦ってしまうお母さんも多いと思います。
しかし、熱や軽い風邪症状だけであれば緊急性のある病気ではありませんので慌てず対処しましょう。
そして注意したいのは、小さな子供の体温の変動は非常に激しいということ。1日のうちに0.5〜0.8℃程度の変動は当たり前だと言われています。
例えば朝の検温時は36.8℃で、正常範囲だったのに夕方になったら37.6℃になっているとします。多くのお母さんが発熱していると考えると思いますが、医学的に言えばこれくらいの体温変動は許容範囲です。
外気温によっても子供の体温は大きく変化するものなので、環境にも注目してみると良いでしょう。とにかく、単なる発熱であれば慌てず騒がず…ということを心掛けましょう。
Q.2 子供が発熱したらどうするべき?
まず、発熱したらしっかり水分補給をさせて脱水症状を防ぎましょう。熱が高いことで最も心配なのは脱水なんです。
熱が高いとそのことばかりに気を取られてしまいますが、温度の高さと症状の重篤さは比例しないもの。高熱そのものよりも脱水症状の方に気を配ってあげましょう。
病院の受診ですが、診察時間内ですぐに受診できる状態であれば、すぐに診察を受けましょう。夜間や休日ですぐに受診できないときは、発熱の状態と症状に応じて様子を見ても構わないでしょう。
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風邪からくる熱というのは、基本的に治療の必要はありません。発熱しているのは体がウィルスと闘っている証拠と言いますよね。必死になって下げることが必ずしも良いとは言えません。
ただし39℃以上になってくると、体がつらくて深く眠れないことも多いでしょう。その場合は体の表面温度を冷やすことで、体温も少し下がってきます。
特に体の小さな子供は、少し冷やすだけでも体温が大きく変動します。小学生以上になると体の体積が多くなるために、表面温度を下げてもなかなか体温が下がらなくなってきます。」
たくさん着込ませて発汗を促すという方法が昔からあると思いますが、小さな子供は体温調節機能がまだ未熟なので温めすぎると余計に症状が悪化してしまうので注意しましょう。
Q.3 子供の発熱と一緒に注意すべき症状は?
基本的子供の発熱はよくあること、あまり神経質になりすぎる必要はありません。
しかし、発熱と一緒に揃って出てくると危険な症状というものもあるので覚えておきましょう。
- 嘔吐
- けいれん
- 頭痛
- 意識障害
- 発疹
これらは、風邪の症状として度々現れるものですが、高熱と一緒になって出ているときは要注意です。特に、意識がボーっとしているときは頭痛など。
子供に頭痛が起こるということは普段あまりありません。また、意識が朦朧とするのも髄膜炎や脳炎の症状のひとつなので注意しておきましょう。
子供の発熱のときは、熱の高さだけでなく子供の元気、食欲、意欲がどれくらいあるかに注目して観察してあげると良いのではないでしょうか。
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