乳児初めての発熱…慌てず対処する正しい方法

乳児 発熱 対処方法

 

赤ちゃんは大人に比べて、普段の体温が少し高めになっています。大人の場合、37℃を越えると発熱や微熱と判断することが多いですね。

 

しかし乳児の場合は平熱が37℃前半の子も多いです。37.5℃以上あったら発熱しいていると考え、38℃を越えたら高熱と判断されます。基本的に37℃台であれば、それほど緊急性はないので焦らず冷静に対処しましょう。

 

乳児が発熱したら、診療時間ないであれば小児科でしっかり見てもらいましょう。夜間などの場合は、翌日の診療開始時間を待ってからの受診でも問題ありません。

 

そのときは、熱の上がり方をしっかり観察し、ぐったりしていないか、食欲はあるか、痙攣など危険な兆候がないかを見守っておきます。

 

乳児は1日の体温の変動が激しいので、朝・昼・夕・晩とこまめに検温して様子を見て下さいね。

 

今すぐ病院に行く必要があるかどうか迷った場合、小児救急医療電話相談事業(#8000)に電話して状況を説明し、相談してみましょう。

 

ここでは小児科医が状況を聞き、どのような処置が必要かや病院受診の必要性などを回答してくれます。初めての発熱で不安なときは利用してみてはいかがでしょうか。

 

 

突発性発疹かも

 

乳児 発熱 対処方法

 

乳児の多くがかかる病気で、生後6ヶ月〜1歳過ぎくらいまでの間に発症することが多いものです。初めての発熱が突発性発疹だという赤ちゃんも多いです。

 

発症する時期も個人差がありますし、中には突発性発疹にかからない乳児もいます。ただ、早ければ生後5ヶ月前後でもかかることがあるので、心の準備をしておくことも必要ですね。

 

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特徴としては突然、高熱が出て3〜4日経過すると、体に発疹が現れてきます。最初は発疹が出ず、高熱だけなのでびっくりするかもしれませんが、機嫌や食欲も普段と変化がないことも多いので冷静に見極めましょう。

 

突発性発疹の可能性が高いと分かっていても、一応病院で発熱の原因を確認してもらうために受診をしておくと安心ですね。

 

発疹はやはり痒みを伴うことも多いので、機嫌が悪くなりぐずる赤ちゃんも多いです。しばらくすれば治まるものなので、様子をみて構いません。

 

 

気温の変化や服の着せすぎで発熱する場合も

 

乳児はまだまだ体温の調節機能が万全ではありません。

 

なので、夏の暑い気温や、冬場の暖房、服の着せすぎや布団のかけすぎなどによって発熱してしまうこともあります。

 

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月齢の低い乳児は自分で布団を剥げなかったり、身動きがとれないことも多いので、お母さんが注意して観察してあげて下さい。冬場でも厚着のさせすぎで汗をかき、あせもができてしまうこともあります。

 

赤ちゃんの体温調節機能を早く発達させるためにも、厚着のさせすぎや温めすぎには注意しましょう。また、最近では夏の気温上昇が激しく熱中症の心配もあります。

 

乳児は大人よりも熱中症にかかりやすいので、十分な水分補給と室温調整、汗をかいた衣類の着替えなどこまめに行ってあげましょう。

 

 

病院に行くときの注意点

 

乳児 発熱 対処方法

 

乳児が初めての発熱を起こし、病院に行くときは焦らず必要なものをしっかり持って万全の体勢で向かいましょう!

 

必要な持ち物は、保険証、乳幼児受給者証、母子手帳など。以前にも小児科にかかっている場合は診察券やお薬手帳もお忘れなく。

 

育児日誌などに授乳回数や便の回数などを記録している場合は、それも持っていきましょう。

 

慌てず、冷静に順序よく医師に状況の説明をしましょう。初めての病気に掛かった赤ちゃんを心配して、お母さんが慌ててしまったり泣いてしまったりすることは少なくありません。

 

お母さんの不安は赤ちゃんにも伝わってしまい、余計にぐずったりすることもあるので落ち着いて対処しましょうね。

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