赤ちゃんの虫刺されは小児ストロフルスの可能性も…
大人は虫に刺されても放っておけば治ることが多いですし、大概が市販の痒み止めを塗ったりする程度だと思います。
しかし、まだ皮膚が弱くて免疫のない赤ちゃんは、虫刺されからひどい炎症に発展してしまうことも少なくありません。
大人の場合、小さくぽこっと腫れる程度の蚊に刺された痕も、赤ちゃんの体質によっては芯を持ち、赤く広範囲に腫れてしまうことがあるのです。
赤ちゃんの白くて柔らかい肌に、そんなに大きな虫刺されができているとドキッとしてしまうものですよね。
しかしお散歩や公園など、赤ちゃんが過ごす日常の生活で起こる虫刺されは基本的に緊急性を伴うようなものはありません。(スズメ蜂などは別ですが、市街地などではまず見かけません。)
正しい対処法と、虫になるべく刺されないための予防方法を考えていきましょう。
赤ちゃんの虫刺されで多いケース
春から夏にかけては、赤ちゃんの外出の機会も多くなる上に虫の発生も多くなります。ですからこの時期の虫刺されは、ある意味仕方のないことなんですね。
赤ちゃんによって、虫刺されの症状の出方は異なります。ちょっとした蚊に食われた痕も広範囲に炎症を起こす赤ちゃんもいますし、大人同様に少し赤くなってすぐに引いてしまう子もいます。
赤ちゃんの虫刺されの多くは、真ん中に刺し口が見られます。そして、中心に固い芯のようなものが残ることが多いです。
赤ちゃんが自分でかき壊してしまうと、さらに炎症がひどくなりますので早めに対処してあげましょう。
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虫刺されで皮膚科を受診するのももちろんOK。市販薬は赤ちゃんに無闇に塗りたくないというお母さんも多いですよね。専門医から痒み止めや炎症止めをもらうのが一番安心です。
筆者の息子も1歳の頃に、毛虫に刺されたことがありました。細かいプツプツが腕に広がっていて、見た目がすでに痛々しい感じ・・・。
診療時間内だったのですぐに皮膚科に連れて行き、消毒をしてもらい薬をもらって終了。
このときは3日くらいで完全に症状は治まりました。明らかに蚊に刺されではなく、判断のつかない虫刺されの場合はすぐに皮膚科に連れて行きましょう。
小児ストロフルスになることも
小児ストルフルスってご存知ですか?
乳幼児の虫刺されが悪化し、大きく晴れ上がった「皮疹」というものができます。
軽度なら米粒大、重度だと大人の親指大くらいまでに膨れ上がります。皮膚科に掛かって2週間程度で完治することが多いようです。
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虫刺されを治すにのに2週間というのは、けっこう長いように感じますよね。
小さな赤ちゃんは、まだ虫の唾液などに対する皮膚免疫を持っていないので、軽い虫刺されであっても過剰に反応してしまうためこのような小児ストロフルスになってしまうと言われています。
徐々に成長し、小学生くらいに成長すると自然と虫刺されへの免疫も付いてくるので、症状は重症化しなくなります。
虫に刺され易い体質の赤ちゃんには、虫刺され予防を徹底して欲しいと思います。
虫刺され予防法とは
赤ちゃんを公園や散歩、レジャーなどの自然が多い場所に連れて行くときは、虫除けスプレーなどで虫が近寄るのを防ぎましょう。スプレーが心配なようでしたら、シールタイプの虫除けでも良いでしょう。
また、肌を露出しすぎないように涼しい素材の長袖、長ズボンを着せてあげるなどの対策も有効です。汗や体温は常に注意して見てあげて下さいね。
赤ちゃんの虫刺されは、夜自宅で寝ているときにもかなり多いものなんです。室温を涼しく保っておき、やはり肌を露出させすぎないことが大事です。夜間は虫が活動的で、明かりの点る家に集まってきます。
網戸をしっかり閉めて、通気口なども夜間は閉じておくようにしましょう。虫除けシールをパジャマや布団に張って寝るのもおすすめです。
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