授乳する時間や間隔ってどのくらいが一番ベストなのか?
生後すぐの新生児から、断乳間近の赤ちゃんまでで授乳の時間の間隔は大きく異なります。月齢が小さければ小さいほど、授乳の時間の間隔には迷いやすく疑問を感じることも多いはず。
新生児の授乳は、母乳の場合は時間をさほど気にしなくてもよいと言われています。どんどん吸わせてあげた方が赤ちゃんもおっぱいを飲むことに慣れて上達していきますし、お母さんの母乳の製造も順調になっていきます。
しかし、ミルクの場合は3〜4時間の間隔を空けることが必要とされています。ミルクは腹持ちがよく栄養価も高いので、泣いてグズる度にあげていると栄養過多になり、体重が増えすぎてしまうこともあります。
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月齢が上がると共に、赤ちゃんが一度に飲める母乳やミルクの量が増えてくるため、授乳の時間の間隔が長めに空くようになってきます。
生後1〜2ヶ月では1時間半〜2時間おきに母乳をあげることも多いですが、生後2〜3ヶ月になると3〜4時間おきくらいになってきます。
もちろん個人差は大きいので、時間の間隔ばかりに拘りすぎることはありません。前回の授乳から時間がまだ空いていないな、と思ったら抱っこで揺らしたり声をかけたり、オムツや洋服を着替えさせるなどを試してみましょう。
それでもダメなら、授乳して寝かしつけてもOKです。
授乳は時間経過ではなく「欲しがるとき」が良い!?
授乳の時間はしっかり守るべきという意見もある一方で、「欲しがるときにあげた方が子供の発育に良い」という説もあるのをご存知でしょうか?
海外の大学が発表した研究結果では、面白い結果が出ているので少し紹介したいと思います。
○時間置き、などの時間を気にせず赤ちゃんが欲しがったときに授乳をした子供は、他の子供に比べて知能指数が高まるという研究結果が出ています。
この研究では母乳かミルクかどうかに差はなく、赤ちゃんが欲しがったタイミングでの授乳によって8歳になったときの子供のIQが約5ポイント高かったのだそう。
ただこれはただ単に結果論であり、根拠がはっきりしていないので参考までに。赤ちゃんが自分の意思で、自分の力で「空腹」を親に伝えることが、IQの高さに関係してくるのではと予測されているのだそうですよ。
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授乳の時間と子供の知能が本当に直接関係するかどうかは定かではありませんが、こういった結果を見ると必ずしも時間をきっちり守って授乳することは最優先事項ではないのかもしれませんね。
お母さんのストレス軽減のためや、赤ちゃんの心の安定のためにも「適度」に融通を利かせて授乳するようにしてみても良いと思います。
間隔がなかなか伸びないときは?
月齢が上がるに連れて、徐々に授乳の時間の間隔が長めに空くようになってくるものです。
しかし、なかなかその間隔が伸びず相変わらず頻回授乳をしているお母さんは、母乳の出が悪くなっている可能性があります。
赤ちゃんは日々ぐんぐん成長していますので、母乳を吸う力もどんどん強くなりますし、一度に飲める量も増えています。しかし、お母さんの母乳の生産量はそんなに急激に成長するわけではありません。
吸わせ続けていればどんどん母乳が作られるようになるものですが、やはり赤ちゃんの成長に追いつかないということはよくあることです。
なかなか授乳間隔が伸びない場合は、母乳の出が悪くなっているか赤ちゃんの飲み方に追いついていない可能性が。
産院などに相談してマッサージなどを受けるのも良いですが、無理せずミルクを足したりすることも必要です。頻回授乳が長引くとお母さんの体力も消耗してしまい、ストレスや疲労の原因になってしまいます。
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