授乳中の食事で気をつける3つのこと
授乳中って、妊娠中よりも激しい食事制限があるように感じているお母さんも多いのではないでしょうか。脂っこいものやファーストフードはダメ、生クリームやプリンなどの洋菓子もダメ。
香辛料などの入っているカレーもダメだし、もちろんアルコールの摂取もダメ・・・・。徹底していると、妊娠中以上にストイックな食生活を送らなければならないように感じます。
実際のところ、育児本どおりの食生活を続けるのはかなり大変です。授乳期間はそれぞれ異なりますが、一般的に1歳前後まで授乳することが多いですよね。妊娠中〜授乳中と長い期間食事制限に悩まされるのはかなりのストレスです。
気をつけるべきことは、「赤ちゃんが嫌がる味にならないようにすること」と「乳腺が詰まらないようにすること」です。人によって、どんなもので乳腺が詰まりやすくなるかは異なるものです。
赤ちゃんが好む味、嫌がる味というのもその子その子で違うので、自分の子供の飲みっぷりを見て判断すればOKです。
な〜んにも気にせず食べても問題ない人もいますし、質素な和食中心にしないと問題が生じてしまう人もいます。試行錯誤しながら授乳をしていくというスタンスでも十分だと思いますよ。
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また、昔の母乳の常識と現代の母乳の常識は全く違います。食文化も大きく変わっていますし、栄養面でも差が大きいもの。
よく、祖母や曾祖母に「餅をたくさん食べなさい」なんて言われますが、現代ではお餅を食べると乳腺が詰まるお母さんが多いです。
現代の食生活は栄養が非常に満ち足りているので、エネルギーの多いものを食べると逆に詰まって乳腺炎などに発展することもあります。
授赤ちゃんのアレルギーについて
授乳中に、お母さんが卵や牛乳、小麦などのアレルギーを起こしやすい食事ばかりしていると、赤ちゃんに食物アレルギーが出やすいという話があります。小児科医の中には、お母さんの食事によって影響が出ると考えている医師もいます。
しかし、一般的には「常識的な量の食材であれば問題ない」と判断されているのです。
例えアレルギーの出やすい食べ物でも、1日に卵10個とか牛乳2リットルを毎日!なんて過剰に摂取する人はなかなかいないですよね。
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このように特定の食べ物ばかりを過剰に摂取しない限り、授乳中の食事が子供に食物アレルギーを引き起こす可能性は低いと考えられています。
ですから、少しくらい卵や乳製品の入ったデザートを食べたって良いですし、神経質に考えすぎる必要はありません。
仮に赤ちゃんがアレルギーになっても、授乳中のお母さんの食事が主な原因になるということはありません。
食事は赤ちゃんの身になって考えることが大事
神経質になる必要はないとお話しましたが、やはり赤ちゃんに良い母乳を飲ませてあげたいという気持ちは強いですよね。授乳中にどんなものを食べれば、丈夫で健やかな成長が望めるのか気になるところです。
そのためには想像力を働かせて食事をすることが大事です。「こんなメニューだったら、栄養豊富で美味しい母乳ができそう」というものを想像してみましょう。赤ちゃんにも抵抗のない味、刺激の少ない味を想像してみるのです。
するとやはり、和食中心のものだったり、豊富な食材のたくさん入った煮込み料理だったり…レパートリーはそれほど少なくないように思います。
たまにはジャンキーなものやお菓子が食べたくなりますよね。そういうものは、1度に食べる量や頻度を自分で決めて守るようにしましょう。
例えば平日はシンプルな栄養バランスの取れた食事、週末は好きなものを食べる!などと決めるとストレスが軽減されます。授乳中に良い物と、なるべく控えるもののバランスを考えてみるようにしましょう。
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