新生児は風邪を引かないはウソだった…正しい予防方法とは?
新生児(生後3ヶ月未満の赤ちゃん)は風邪をひかないと言われています。みなさんもどこかでそんな話を耳にしたことがあるのでは?
この理由は、お母さんのお腹から出てきたばかりの間は体の中に免疫を持っているから。お母さんからもらった免疫のお陰で、新生児の赤ちゃんは風邪知らずというわけですね。
しかし、実際はそうでもないんです。結論から言えば、新生児でも風邪をひくことは珍しくありません。
なぜなら、お母さんからもらえる免疫はお母さんが感染し、治癒した菌だけにしか効かないためです。
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ウィルスって、実はとてもたくさんの種類があり、お母さんが全ての風邪に掛かり、治癒していることはまずあり得ません。
新生児の赤ちゃんでも、お母さんから免疫もらっていない菌にかかることはもちろんあるわけですね。「新生児は風邪をひかないから安心♪」と油断していてはいけないということです。
まだまだ抵抗力も弱いので、しっかり予防してあげることや風邪への対処を正しく行うことが大事だと思います。
新生児の風邪予防とは?
新生児の間は、基本的に外出は控えるべきと言われています。特に人ごみなどのウィルスが蔓延している場所には、赤ちゃんを連れて行かないようにしたいですね。
風邪をひく新生児の多くは、上に兄弟がいる赤ちゃんです。どうしても上の兄弟に合わせて行動する機会が増えるので、菌に感染する確率も高くなるのは仕方がありません。
母乳を飲んでいる新生児も、お母さんからの免疫をもらっていて風邪をひきにくいと言われますが、これもあまり当てになりません。
基本的にまだまだ免疫力も抵抗力も低い弱い体ですので、ウィルスの影響を受けやすい存在です。
家庭内でも予防をしっかり行いましょう。手洗いうがいはもちろんのこと、空気を乾燥させない工夫や哺乳瓶の衛生なども十分配慮して下さい。
もし赤ちゃんが風邪をひいたら?
新生児が万が一風邪をひいてしまったらどうしたら良いでしょうか。軽い鼻水やくしゃみ程度であれば、自宅で様子を見ても問題ありません。
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しかし、発熱に対しては慎重になって下さい。生後3ヶ月未満の赤ちゃんの熱は危険、悪化しないうちに病院に連れていきましょう。
鼻づまりや咳なども一見軽い症状のように思えますが、授乳や眠りの妨げになることも多いので病院で見てもらって下さい。
早めに病院に行くことで風邪を長引かせず、スムーズに治すことができるもの。
病院に行って余計な菌をもらいたくないと思う方も多いですが、新生児の小さな体で風邪をひくと予想以上に体力の消耗が激しいと覚えておきましょう。
新生児に授乳してOK?
新生児が風邪をひくのとは別に、よくあるケースはお母さんが風邪をひいてしまうことです。お母さんは最も赤ちゃんに近い存在で常に一緒にいるので、風邪をうつしてしまうことが心配ですよね。
母乳をあげることで赤ちゃんに菌をうつしてしまうかも、と不安になるかもしれません。母乳を介して風邪がうつるということはありませんが、授乳には注意が必要です。
例えば、体力の消耗が激しく体調が悪い中授乳をすると、さらにエネルギーを奪われてしまうのでお母さんの体がつらくなってしまいます。
また、風邪の治療のため薬を飲んでいる場合も授乳できないことがあります。
授乳中に風邪をひいた場合、市販薬を勝手に飲むのは危険なので止めましょう。医師に授乳中であることを告げた上で、飲める薬はないか相談するのが一番安心。
新生児の育児中は、おっぱいを止めるのも難しいですよね。哺乳瓶を受け入れられる赤ちゃんなら、ミルクに切り替えてもOK。
おっぱいが張ったら搾乳して捨てても良いですし、薬を飲んでいないのなら冷凍保存してもOK。
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