授乳中に妊娠した場合…断乳するきっかけに
1歳前後くらいまで授乳を続けているご家庭が多く、上の子の授乳中に妊娠が発覚することも珍しくありません。
授乳中は排卵が抑制されますし、完全母乳育児の場合生理の再開に時間がかかることもありますよね。
しかしまだ産後初めての生理が来ていなくても、バリバリの授乳中であっても妊娠する可能性は大いにあります。
なかなか生理が再開しないなぁと思っていたら、妊娠していた!というケースだってあるくらいなんです。
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もちろん、年子で兄弟の年齢差を空けずに出産したい場合はそのために準備をしていく必要があります。
また、うっかり妊娠してしまったという場合も今後の授乳や妊娠のことについて考えなければなりませんね。
上のお子さんがまだまだ小さいうちは、体力的にも精神的にも大変かもしれませんがのんびりと気張りすぎず乗り切っていきましょう!
断乳するきっかけに
上のお子さんの授乳を続けていると流産や早産の確率が高まると言われています。
授乳中の妊娠は、脳への刺激が子宮収縮を促すようにできているため、流早産のリスクが上がってしまうのです。
産婦人科医によって見解はことなりますが、万が一の可能性を考えて妊娠を期に、授乳を止めるようにと指導されることもあると思います。今すぐに中止できなくても、お腹の張りや出血の有無など、妊娠経過によっては中止を余儀なくされることもあると覚えておきましょう。
断乳というのは非常に大変になるので、妊娠中のしんどい体を酷使して挑むのはかなりの気合がいるかもしれませんね。
しかし、お腹のお子さんの妊娠経過を上のお子さんの授乳によって脅かしてしまうのは、なんだかやるせないものです。
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良いきっかけだと考えて、断乳にチャレンジしてみると良いでしょう。授乳中に妊娠する場合、上のお子さんの離乳食は2回食以上に進んでいる時期かと思います。
徐々に食事量や回数を増やして、食後にフォローアップミルクなどを飲ませて栄養をしっかり与えて上げましょう。
妊娠による断乳で最も大変なのは、寝かしつけかもしれませんね。
まだまだ1歳前後だと、授乳をしながら寝かしつけているお母さんも多いのではないでしょうか。
また、授乳ができないのは夜泣きをしたときの対処法に困ることも多いでしょう。
とにかく断乳は3〜4日間、母子共に寂しさや苦しさに耐えるしかないとも言われています。
1歳を過ぎているお子さんであれば、少しは話や表情が通じることもあるでしょう。完全には理解できなくても、しっかり説明してお母さんの気持ちを話してあげることで多少安心すると思います。
いつまで授乳していいの?
産婦人科の医師と相談し、医師が「今すぐ授乳を中止できなくても、徐々に止めていきましょう」と言われるケースが多いと思います。そこで一体、妊娠中の授乳は何ヶ月頃までOKなのか知っていますか?
物理学的には妊娠23週未満までは、授乳をしていても問題ないとされています。これは、授乳によって分泌される「オキシトシン」というホルモンに関係しています。
オキシトシンとは子宮収縮を起こさせるホルモンですが、妊娠23週未満の場合はこの物質によって陣痛が起こる危険性は低いようです。(もちろん100%ではありません)
もともとお腹が張りやすかったり、妊娠中出血が見られた場合などは授乳中でもすぐに止めるべきですが、問題なく過ごしているようであれば23週までは授乳をしていても急速に影響が出るとは言えないのです。
ただし、これはあくまでも理屈であって「必ず」ではありません。授乳中の妊娠による流産も、人での実験データなどはありませんので正確なことは分かっていません。
なので自分の体調やお子さんの様子、また医師としっかり相談しながら予定を立てていくようにするべきだと思います。
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