恥骨痛は産後の恥骨炎からくる危険性も…

産後 恥骨痛 恥骨炎

 

出産すると、下半身の骨や筋肉の状態は大きく変化します。産後数ヶ月間で徐々に元に戻っていくわけですが、いつもと違う感覚や痛みには不安を感じるものです。中でも、なかなか人に相談し難い悩みは「恥骨痛」です。

 

もちろん恥骨は、赤ちゃんが出てくる場所に非常に近いので、産後に不調を感じてもおかしくありません。受診の目安や、異常だと判断される場合などはどの程度なのかを知っておきましょう。

 

 

恥骨痛の原因とは?

 

通常、恥骨は中央部分が「恥骨結合」されています。しっかり中央で締まっている状態なので、歩行や寝返り、運動などがスムーズにできる状態です。

 

しかし出産後は、ここを赤ちゃんが通過することによって恥骨結合が緩んで、間が空いてしまうことがあります。

 

これを「恥骨離開」と呼びます。恥骨離開はそれほど珍しいことでもなく、産後よくあること。

 

これによって恥骨痛が起こることも、少なくありません。自覚症状のある人も、決して緊急性のある異常ではないことを知っておきましょう。

 

 

1ヶ月健診で申告すればOK

 

産後 恥骨痛 恥骨炎

 

産後、恥骨痛がある場合1ヶ月健診を待って、その際に医師に相談しても遅くないでしょう。

 

産後1週間の入院中は特に症状が出やすいですが、あまり長引くのもよくありません。

 

スポンサーリンク

 

 

1ヶ月健診時にもまだ痛みがあるようでしたら、産科の医師に診てもらいましょう。

 

正し、ちょっとした寝返りを打つのも辛い場合や歩行が困難な重症の場合は要注意です。1ヶ月健診まで待っているのは厳しいので、整形外科などの専門医に相談するようにしてみましょう。

 

 

恥骨炎からくる可能性も!

 

恥骨炎とは、スポーツなどが原因で起こることが多いのですが、産後の女性にも起こり得ることなので紹介しておきます。

 

恥骨結合炎症と言って、恥骨の結合部分が炎症している状態です。妊娠中や産後は、免疫力や抵抗力が弱まっているので、細菌が入って炎症を起こしやすくなるもの。

 

スポンサーリンク

 

 

恥骨痛が産後、なかなか改善しない場合は炎症を起こしている可能性も視野に入れましょう。産婦人科、もしくは整形外科を受診して早めに対処するようにして下さい。

 

 

自宅で改善するには?

 

恥骨結合部分の緩みは、自力で治すことも可能なことがあります。産後はウエストニッパーや骨盤ベルトなどで、締めるようにと言いますよね。

 

これは様々な効果が期待できるもの。ウエストニッパーは弛んだお腹を元に戻すためですが、骨盤ベルトは恥骨痛にも有効です。

 

骨盤をきつく締めることで、骨盤全体の緩みだけでなく恥骨もしっかり締まります。

 

後ろから前に支えるようなタイプの骨盤ベルトが有効です。昔から「トコちゃんベルト」などが人気で、産後の体系戻しにも有効だと言われていますよ。

 

締め付ける力が強いので、コルセットのようなものでもOK。ただし、締めてばかりいると血行が悪くなるので、夜寝ているときやむくみの気になるときなどは注意しましょう。

 

 

恥骨痛のあるときは無理に動かないこと

 

産後 恥骨痛 恥骨炎

 

もちろん、痛みのある間は無理に動いたり運動しないのが一番です。家族の協力も必要になると思うので、しっかり説明して休める時間を作って下さい。

 

さらに、産後は早く体重や体系を戻そうと、運動に励む人も多いです。

 

しかし恥骨痛などがある間は無理に運動しないようにしましょう。個人差はありますが、長い人で産後10ヶ月くらいまで痛みが続くことがあります。

 

お子さんの抱っこやお散歩などだけでも、それなりの運動量だと思います。痛みが落ち着くまで、または担当の医師の許可が出るまでは体をゆっくり休めて下さいね。

関連記事(一部広告)


人気記事ランキング
  1. 妊娠中に起こる腰痛の原因と改善方法
  2. 立ち会い出産のメリットとは?
  3. 出産が怖い女性はイメージトレーニングで乗り切ろう!
  4. 妊娠と着床出血のウソ・ホント
  5. 出産後の生理はいつから始まる?
  6. 流産後の妊娠はいつから大丈夫?
  7. 食欲をセーブする3つの方法
  8. 飲酒・喫煙を止められない人へ!赤ちゃんへの悪影響とは?
  9. 子供の発熱に関するQ&A
  10. 妊婦さんのストレス発散…!みんなはどうしてる?


出生前診断について
  1. ザックリわかりやすく!出生前診断の種類・概要・受ける時期
  2. 【実体験】絨毛検査と費用
  3. 【実体験】初期・中期胎児ドッグと費用


妊娠中・産後の症状について
  1. 妊娠中の感染に気を付けて!サイトメガロウイルスって何?
  2. 妊婦さんはお寿司を食べていいの?嘘?ホント?
  3. 凄すぎる出産!妊娠に気付かない女性
  4. 妊娠中の性病は危険!性病の母子感染リスク
  5. 産後の腹痛は危険だった
  6. 産後うつと育児ノイローゼの症状の違い
  7. 産後の気になる”出血”のあれこれ
  8. 出産後の生理はいつから始まる?生理痛の変化
  9. 産後の生理不順との付き合い方≪原因や解消法≫


気をつける重要な事
  1. 食事で気をつける重要な事
  2. 食欲をセーブする3つの方法
  3. 妊娠中のカフェインは危険!?
  4. 飲酒・喫煙を止められない人へ!


辛いつわりについて
  1. つら〜い”つわり”はいつまで続くの?
  2. ”つわり”を乗り切る5つの対処法
  3. つわりで苦しむ女性に言ってはいけない辛い一言!
  4. つわりは赤ちゃんが元気な証拠…は嘘?


働くお母さんへ
  1. つわりが辛い…!妊娠初期の仕事との付き合い方
  2. 産休中も手当てがもらえる出産手当金について
  3. 産休中の給料減…赤ちゃん用品や生活費の節約方法
  4. いつから産休に入るか悩んでいる人へ!産休の取り方
  5. 産休に入るための正しい挨拶方法

スポンサーリンク



赤ちゃんに起こる症状
  1. 赤ちゃんの鼻詰まり解消方法
  2. 夜泣きとの上手な付き合い方
  3. 赤ちゃんはいつから外出してOK?初めての外出の注意点
  4. 新生児の授乳間隔のどれぐらいがベストなの?
  5. 赤ちゃんの顔にできる乳児湿疹の原因と対処法
  6. 赤ちゃんの肌がボロボロに!乳児湿疹の原因と改善策
  7. 新生児がミルクをすぐに吐くその理由とは!?
  8. 赤ちゃんの夜泣きとの上手な付き合い方



厳選9記事】妊娠中〜0歳児のお母さん必見!
産後 恥骨痛 恥骨炎
夜泣き・ダダこねさようなら〜!0歳からの幼児教育


双子専門サイト
産後 恥骨痛 恥骨炎
双子の妊娠・出産から育児まで!双子ママのあれこれ体験談まとめ



妊娠から出産まで!
産後 恥骨痛 恥骨炎
ママが元気な赤ちゃんを産むための過ごし方(全記事一覧)